なぜ今、自給自足なのか!

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始めに、自給自足的生活をめざそうと思うようになった経緯をお話しいたします。

事の始まりは、子供のアトピーでした。2~3歳ころから手を搔きむしり血だらけになるのを何とかしたいと思い、食べるものから変える必要性を感じました。コープに行って無農薬の野菜はありませんか?

と聞くと、そんなもの出来るはずないでしょ!と言われ、それでも探していると自然食品の店を見つけ無農薬野菜と自然農法の本を見つけ購入しました。その本で、福岡正信氏、川口由一氏を知り、自然農法を勉強すべく「赤目自然農塾」へ通いました。土を触り、たい肥を作り、野菜ができる、そんなことで自分の中で何かが変わり始めました。自然を見つめる目、食の成り立ち、どこから来て、どうやって作られ、今、私たちの前にこの食品が出来ているのか。食品ラベルを丹念に見るようになりました。

食と農を見つめることは、命を見つめることであり、現代文明を見つめることになります。私が感じてきたことを少しでも乙お伝えしたいと思います。

自給自足は「できる範囲」から始めるのが成功のコツ

自給自足という言葉を聞くと、広い畑や田舎暮らしを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし、実際には食べるものをすべて自分で作る必要はありません。家庭菜園で野菜を育てたり、ハーブを栽培したり、保存食を作ったりすることも立派な自給自足の一歩です。

最初から理想を高く設定すると、準備や管理が負担になり、途中でやめてしまう原因になります。まずは日常生活の中で「少しだけ自分で育ててみる」という気持ちで始めることで、楽しみながら続けやすくなります。

自給自足を始めるメリットとは

自給自足には、収穫する楽しさを味わえることはもちろん、食材への関心が高まり、季節の変化を身近に感じられるという魅力があります。自分で育てた野菜を食卓に並べる経験は、買い物だけでは得られない満足感につながります。

また、毎日植物の様子を観察することで、小さな変化に気付く習慣も身につきます。水やりや手入れを通して自然と触れ合う時間が増えるため、趣味として楽しむ人も少なくありません。家族と一緒に育てれば、子どもの食育や会話のきっかけにもなります。

初心者が目標を大きくしすぎない理由

「たくさん収穫したい」「何種類も育てたい」と考えるのは自然なことですが、最初は管理できる範囲に抑えることが大切です。野菜には種類ごとに水やりや収穫時期が異なるため、一度に多く育てると手間が増えてしまいます。

例えば、プランター一つに葉物野菜を育てるだけでも栽培の流れを十分に学べます。種まきから収穫までを一度経験すると、次に育てたい野菜や必要な道具も自然と見えてきます。成功体験を積み重ねることが、長く続けるための近道です。

まず準備したい基本アイテム

家庭で自給自足を始める場合は、プランター、培養土、じょうろ、園芸用スコップ、野菜の苗または種があれば十分です。ホームセンターや園芸店では初心者向けの栽培セットも販売されているため、何を選べばよいか迷った場合にも安心です。

道具を最初から高価なものでそろえる必要はありません。使いながら必要なものを少しずつ追加していくほうが無駄な買い物を減らせます。まずは最低限の道具で栽培を始め、自分に合ったスタイルを見つけていくことが大切です。

初心者でも育てやすい野菜と失敗しにくいコツ

最初に選ぶなら育てやすい野菜がおすすめ

初めて栽培する場合は、比較的育てやすい野菜から始めると成功しやすくなります。例えば、リーフレタス、ラディッシュ、小松菜、青じそ、バジルなどは栽培期間が比較的短く、家庭菜園でも人気があります。

また、ネギや豆苗の再生栽培なら、キッチンで手軽に挑戦できます。短期間で変化が見えるため、栽培の楽しさを実感しやすいでしょう。収穫までの期間が長い野菜よりも、まずは成果を感じやすい種類を選ぶことが継続のポイントになります。

失敗しやすいポイントを知っておこう

初心者によくある失敗の一つが、水を与えすぎることです。土の表面が乾いていないのに毎日水やりをすると、根が傷みやすくなることがあります。植物の様子や土の状態を確認しながら管理する習慣を身につけましょう。

また、日当たりを十分に確保できない場所では、生育が思うように進まない場合があります。育てる野菜の特徴を確認し、置き場所を工夫することも重要です。分からないことがあれば、園芸店の説明や栽培ラベルを参考にすると安心です。

毎日続けるための管理方法

家庭菜園は毎日長時間作業をする必要はありません。朝や夕方に数分だけ植物の様子を見るだけでも十分です。葉の色や土の乾き具合を確認することで、小さな変化に気付きやすくなります。

栽培日記やスマートフォンで写真を残しておくと、生育の違いが分かりやすくなり、次回の栽培にも役立ちます。記録を続けることで、自分なりの育て方も見つけやすくなるでしょう。

無理なく続けることが自給自足への近道

収穫した野菜を上手に楽しむ

せっかく収穫した野菜は、新鮮なうちに食べることで家庭菜園ならではのおいしさを味わえます。サラダや炒め物、スープなど普段の料理に取り入れるだけでも、自分で育てた喜びを感じられます。

収穫量が多い場合は冷蔵保存や冷凍保存を活用し、無理なく使い切る工夫も大切です。季節ごとの野菜を楽しむことで、食卓のバリエーションも広がります。

自給自足は生活を豊かにする趣味にもなる

自給自足は、食費だけを意識して取り組むものではありません。植物を育てる時間や、収穫の喜び、自然に触れる機会そのものが大きな魅力です。忙しい日々の中でも、少しずつ植物の成長を見守る時間は気分転換にもなります。

また、一度経験すると季節ごとの野菜選びや保存方法にも興味が広がり、暮らし全体を見直すきっかけになることもあります。無理なく続けられる範囲で楽しむことが、長く自給自足を続けるための基本です。

まずは一つ育てることから始めよう

自給自足は大きな設備や広い土地がなくても始められます。ベランダのプランター一つでも、多くのことを学ぶことができます。最初から完璧を目指す必要はなく、小さな成功を積み重ねることが何より大切です。

育てる・収穫する・食べるという一連の流れを経験することで、自給自足の楽しさや達成感を実感できます。まずは自分の生活スタイルに合った方法を選び、無理なく続けられる自給自足を始めてみてはいかがでしょうか。

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